ステロイドの吸収のされ方

皮膚は、場所によって硬さや弾力、厚さ、毛穴の数、汗のかき方が違ってきます。

ですから、同じように薬を塗っても、場所によって薬の吸収のされ方が異なります。

薬の吸収については、腕の前半分の内側に薬を塗ったときに吸収される量を「1」として、
以下のようになっています。

・腕の前半分の内側: 1(この部位を基準にする)

・腕の外側: 1.1倍

・頭: 3.5倍

・頬: 13倍

・首: 6倍

・脇の下: 3.6倍

・背中: 1.7倍

・手のひら: 0.8倍

・足の裏: 0.1倍

・足首: 0.4倍

・陰部: 42倍

ステロイドの吸収のされ方は、部位によってこのように異なります。

また、大人に塗るのか、子どもに塗るのかによっても異なってきます。

子どもの場合、特に小さな子ほど、皮膚は薄くて吸収されやすい状態にあるため、大人の基準よりもワンランク下の強さのステロイドを選びます。

ですから、ステロイドについては、「強さ」だけでなく、
どの部分に塗るとどのくらい吸収されるのか、
どの部分は吸収されやすく、どの部分は吸収されにくいのかを知っておくと、実際の治療で、とても役立ちます。

つまり、吸収されにくい部分には、強めの薬を使いますが、
吸収されやすい部分には、弱い薬でも十分に効果が期待できるということです。

たとえば、吸収されやすい薬を「顔」に使うと、
害が出やすくなります。

強いステロイドは、顔に、特に目の周りには使うことはできません。

ステロイド薬は、皮膚の状態とステロイドの強さがぴったり合ったものを使うことでより高い効果が発揮されます。

ですから、皮膚の状態をきちんと見極めることができる皮膚科医のもとで、適切な処方を受けて治療を進めていくようにしましょう。

 

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