アトピーの検査

アトピーの検査とは、アレルギーの検査のことです。

血液を採って、TARC、好酸球数、IgEの値を調べます。

すると、身体の中の見えない部分のアレルギーの程度や反応の強さが、
手に取るように分かります。

また、LDHやRASTという検査で、皮膚の状態や、
どんな種類のアレルゲンに反応を示すのかと言ったことを調べる検査もあります。

 

TARC(ターク)

TARCとは、アレルギーを起こす「ケモカイン」という物質のことで、
アトピーの勢いや重症度を診るときに用いられるものです。

TARCの目安は全国共通で、
2歳以上の子どもで743以下が正常、
大人の場合は450以下で正常です。

 

好酸球数

好酸球数は、白血球という細胞の一つで、顕微鏡でも見ることができ、
アトピーが重症化すると値が高くなります。

好酸球数は、濃いピンク色をしていて、
その中に、アレルギーを起こす物質がたくさん含まれています。

そのアレルギーを起こす物質が出るとアレルギー反応が起こります。

 

IgE

IgEは、アレルギーを起こす「抗体」で、病院によって正常値に差があるものです。

このIgEは、「170以下なら正常」というように病院によって決められていますが、
アトピーの人には、正常の値の人もいますし、
何万という値の人もいます。

しかし数値が高いからと言って必ずしもアトピーが重症であるということはできませんし、
アトピーの治療がウマく言ったとしてもすぐに下がるものではありません。

 

LDH

アレルギーの検査ではありませんが、
このLDHは皮膚にも含まれ、皮膚がダメージを受けていると高値を示すので、
アトピーの検査で用いられることがあります。

 

RAST(ラスト)

RAST(ラスト)は、どんな種類のアレルゲンに体が反応するのかを調べる検査です。

まめに検査をしても、殆ど数値は変わらないため、
通常初めに1回検査し、その後は、3~5年おきくらいに検査します。

RASTで調べることができるアレルゲンは、220種類ありますが、
一般的には、「ダニ」、「ハウスダスト」、「雑草マルチ」、
「イネ科マルチ」、「スギ」、「ヒノキ」、「ハンノキ」、「シラカンバ」、
「カビマルチ」、「牛乳」、「卵黄」、「卵白」、「オボムコイド(耐熱性卵蛋白)」、
「米」、「小麦」、「大豆」、「ソバ」、「犬」、「猫」などの検査が行われます。

 

RASTの数値の読み方

RASTは、0~6までの7段階があり、
0が最も低くて、6が最も高い、つまり、6が最もアレルギーが強いということになります。

検査をして、0~2くらいの値であれば、あまり注意は必要ありません。

しかし、5~6くらいの数値の場合は、かなり気をつけることが必要です。

また、たとえば卵白が「3」で、オボムコイド(耐熱性卵蛋白)が「1」という人もいます。

このような数字の場合は、卵を食べるなら生は避け、
加熱したほうがアレルギーが出にくくなります。

さらに、小麦や大豆、魚介は検査値が5~6でない限り、
あまり注意をしなくても良いのですが、
卵や牛乳、ピーナッツに関しては、RAST値が比較的低くても、
アレルギーの原因になる可能性が高いです。

ですから、数値が低くてもアレルギーが出やすいものには、
検査に引っかかったら注意をしていくことが必要です。

このようなことから、RASTに関しては、
検査の数値はあくまでも参考程度に過ぎないことが分かります。

検査に引っかかったからと言って、
必ずしもアレルギー症状を起こすというものではないからです。

ですが、この検査結果の数値を、今後のアトピー対策に
役立てていくことが必要です。

検査結果を役立てるためには、
実際にアレルギー症状が出る物質を、自分で把握することです。

何を食べたらアレルギー症状が起きたのか、
何を触ったらアレルギー症状が起きたのかを、自分自身で把握することで、
毎日の生活からアレルゲンを遠ざけることができるようになり、
自己管理へとつなげることができるようになるでしょう。

 

 

 

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